今月1日「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の打ち入り(決起集会のようなもの)があったと各ニュースサイトが報じた。
気づけば前作「Q」の放映から7年の歳月がたっている…… いやぁ~まじでビックリ、あれから7年か……
シン・エヴァンゲリオン劇場版の打ち入りをおこないました。来てくださった皆様、キャストの皆様、本当にありがとうございます。頑張ってつくります! pic.twitter.com/Pvm2QcEHOB
— evangelion_official (@evangelion_co) 2019年1月31日
思えば私がはじめてエヴァに出会ったのはまだ13歳のころ、シンジ君よりも1つ年下だった。それが、いまや加持さんやミサトさんよりも年上なのだから時の流れは残酷な天使のように
画:Air/まごころを君にのEVA缶
未だに捨てられない……
ところで今回記事を書いたのは、打ち入りの様子を細かく報告するためではないのだ。打ち入りの様子が知りたいかたは下記リンクよりとんでほしい。そして読んだら戻ってきてほしい
参考 カラーが「シン・エヴァ」打ち入り報告 2020年公開に向け、庵野監督が大きな掛け声で一本締めねとらぼ
今回わたしが記事を書いたのは、2017年Youtubeに公開されたあの動画をもう一度みんなとシェアしたかったからだ
「よい子のれきしアニメ おおきなカブ(株)」
「よい子のれきしアニメ 大きなカブ(株)」
この動画は、庵野監督の妻である庵野モヨコさんが描きおろしたマンガをアニメーションにしたもの。
動画ではスタジオカラーを「農園」、庵野監督の作品を「おおきなかぶ」にみたて、ストーリーが進行していく。スタジオカラーの立ち上げから、エヴァ序、破、Q、その後の”けが”や、ジブリ声優、シン・ゴジラ制作について触れられている。
庵野夫妻やスタジオカラーの歴史がうかがえるし、ファンにとってはグっとくる内容になっている。たくさんの苦労や紆余曲折を経て、今回の完結作の制作が始まるのを考えると、なかなか感慨深い気持ちになる。
2017年に公開されたこの動画の再生回数は36万回。いっけん多いようにも思えるが、「Q」の観客動員数が380万人(wiki pediaより)であるのを考えるとたった10分の1しか見られていない。観客動員数と再生回数を比べても仕方がないのかもだけど、それにしても少ない。見られていない感がいなめない。もったいない。まだ、みたことのない方はぜひみていただきたい
作中5:08秒で「Q」をほりあげた庵野監督がカブの下敷きになって”けが”をするシーンがある。”けが”とはいったいなんのことかご存知だろうか。その答えはエヴァ公式サイトにある。
僕は壊れました うつ状態からの復帰
2012年12月。エヴァ:Qの公開後、僕は壊れました。
所謂、鬱状態となりました。
6年間、自分の魂を削って再びエヴァを作っていた事への、当然の報いでした。
2015年4月に投稿された庵野監督のコメント。おおきなカブで“けが”と表現されていたのはこのことである。エヴァという作品はファンの期待が大きすぎて、制作側の心的負担も非常に大きいのは想像にかたくない。“魂を削って”という表現がそれをものがたる。まさにおおきなカブ。
この”けが”を乗り越えて、「今までで1番大きなカブ」を作り始めようとしているのだ。
2020年公開予定
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は2020年公開予定だ。まだ1年先ではあるが、いまからわくわくして作品が出来上がるのを待ちたい!